F#について
F#はMicrosoftによって開発されている関数型のプログラミング言語であり、
ML(Meta-Language)という言語の流れをくんでいます(18)
詳しい説明は
wikiに譲るとして
ここでは簡単に年表形式でF#の歴史を紹介します。
- 1974年
- ML(meta language)ファミリーの開発が始まる
- 2002年
- Microsoft ResearchにてF#の開発が始まる(MLの一種のOCamlがベース)
- 2005年
- F#の最初のメジャーリリース
- 2010年
- Visual Studio 2010リリース、F#が標準搭載される(Express版除く)
- 2010年8月17日
- Visual Studio 2010 Shell経由でF#利用可能に(Express版への対応)
個人的に、F#を使うことによるメリットは
関数型言語の利点を享受しながら
Windowsのプログラミングができる点だと思ってます。
速度については、
この記事によるとC#とほぼ同等とあり、そこそこ早いようです。
.Net Frameworkとは?
.Net Frameworkというのは
Microsoftの開発しているライブラリ(プログラムの部品のこと)です。
Microsoftは、Visual Basic .NetやC#、J#、F#など様々な言語を提供していますが
これらは直接PCで実行出来るコードにコンパイルされるのではなく
どれも同じ中間言語にコンパイルされます。
(.Net Framework以前はそうではありませんでした)
そして、それを再度解釈することでプログラムを実行する方式になったため
これらの全ての言語で、同じライブラリ(.Net Framework)が使えるようになりました。
中間言語の仕様は、
ECMA335として標準化されたためか
最近では様々な言語が.Net Frameworkで使えるようになっているみたいですね。
・
.Net Frameworkが使える言語リスト
また、.Net Frameworkのソフトウェアを動かすためには
ランタイムライブラリという
ライブラリを動作させるためのソフトウェアが
PCにインストールされている必要があります。
F#をインストール時に自動的にランタイムライブラリはインストールされますが
他のユーザのPCにランタイムライブラリが入っているとは限りません。
そのため、F#で作ったプログラムを配布する際は注意してください。